少年カワシュー

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少年カワシュー・Vol30高校篇 ~ラジオ体操始まるよ~

カワシューが通うことになった高校は、創立当初は女子高だったようです。また、ネットで検索すると、俳優の故・緒形拳が在籍したことがあるとか、小島瑠璃子や桐谷美玲が卒業したと掲載されていました。もっとも、カワシューが卒業したと言う記録は、残念なが...
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少年カワシュー・Vol29高校篇 ~大丈夫か?~

1976年(昭和51年)4月。カワシューは晴れて、千葉東高校に通うことになりました。場所は当時、国鉄・西千葉駅、千葉駅の1つ手前の駅でした。西千葉は千葉大学を中心に、カワシューが通うことになった千葉東高校、千葉商業高校、千葉経済済高校、と1...
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少年カワシュー・Vol28八千代篇 ~受験生カワシュー~

中学3年になってからの、慣れない環境でしたが、あっという間に駆け抜けて、いよいよ受験本番を迎えました。本命は公立高校でしたが、私立高校も実力以上の高校に挑戦するという作戦をとりました。公立高校は、今でこそあまり聞かれないのですが、”学校群”...
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少年カワシュー・Vol27八千代篇 ~裏番の存在~

そして、真潮君も一目置く、隣のクラスの、もう一人のキーパーソン、それは、菅生(すごう)君でした。転校当初、てっきり”極悪同盟”の一員と思っていましたが、彼らとうまくやりながらも、クラスの統制を効かす存在・・・”潜入捜査員”?いや、そんな込み...
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少年カワシュー・Vol26/八千代篇 ~正義のマーシー~

”極悪同盟”を擁する隣のクラスには、筋骨隆々の小林先生が、睨みを効かしていることがわかりましたが、それだけではありませんでした。その結果、ふたりのキーパーソンがいることが判明しました。一人は、「マーシー」と呼ばれている、学級委員の”真潮君”...
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少年カワシュー・Vol25/八千代篇 ~真夜中の・・~

それは、ある晩の”丑三つ時”、カンカンと、響くヒールの甲高い、景気良い、足音。「もういいっ」と、泣きしゃくりながらながらの女性の声。受験生カワシューは、右の耳で、確かに聞きました。「なんだよ、この非常時(受験を控えて)に、うっせーな」と、角...
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少年カワシュー・Vol24/八千代篇 ~好きさ、京成~

受験生カワシューは、週3で塾通いをしていました。学校の授業が終わると、家で腹ごしらえをして、夕方からの講義に向かいました。目的地は、八千代台から7駅先の京成八幡(最寄りのJRは本八幡)で所要時間は25分程度でした。さすがに、学校の様に、人間...
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少年カワシュー・Vol23/八千代篇~滑川先生~

隣のクラスの観察ばかりしている、受験生カワシューの、自分がいるクラスについても書き留めておきます。担任は、女性で理科の先生、滑川(なめかわ)先生です。理科の実験の時は、白衣を着ていましたが、その他は、センスのいいアンサンブルをおめしになる”...
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少年カワシュー・Vol22/八千代篇~小林先生~

”極悪同盟”を擁する隣の3組は、男の先生で、国語の小林先生が担任でした。小林先生は、七三分けで、度数が強そうな黒縁の眼鏡をしていて、団子っ鼻で、髭は生やしていませんでしたが、眼鏡と鼻と、髭が、一体化したパーティーグッズのように見えました。あ...
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少年カワシュー・Vol21/八千代篇~金子君~

当時は”業者テスト”が花盛りで、学校の中間・期末テストの前後に必ずやっていて、テストがない週はなかったのを覚えています。但し、業者テストは、一部の教育現場で、採用の見返りで業者からリベートを受け取るなど、不正の温床として摘発され、その後、姿...