少年カワシュー・Vol30高校篇 ~ラジオ体操始まるよ~

少年カワシュー

カワシューが通うことになった高校は、創立当
初は女子高だったようです。また、ネットで検
索すると、俳優の故・緒形拳が在籍したことが
あるとか、小島瑠璃子や桐谷美玲が卒業したと
掲載されていました。もっとも、カワシューが
卒業したと言う記録は、残念ながら掲載されて
いませんでした。そりゃそうです。
校舎は西千葉駅からはおよそ1㎞で、徒歩で
10分くらいでしょうか、朝のウォーミングア
ップには丁度いい距離でした。
中間地点には、自衛隊の支部みたいな施設があ
り、そこを通過する際に、職員の人たちがラジ
オ体操を始めていると、アウト、”遅刻”だと言
われていました。
もっとも、カワシューはラジオ体操の光景を見
たことがありませんでした。これ、本当です。
校門には、刑事ドラマに出てくる悪役のような
”強面”の生活指導の先生が立っていて、遅刻し
た生徒の取り締まりをしていました。
遅刻したことに関して、どのようなペナルティ
を科していたのか、知らないのですが、生徒手
帳を取り上げ、それを担任に返し担任が生徒に
返す際に、お小言を言って返すようなシステム
と聞いていました。
特に名誉なことでもなく、自慢でもありません
が、カワシューは”遅刻”で検挙されたことは
1度もありませんでした。これ、本当!。
チョイチョイ遅刻するO君の告白によると、
「自衛隊でラジオ体操が始まってしまっていた
ら、無理して学校へは行かず、時間をつぶして
向かえば、生活指導の先生も、本業の授業があ
るので、校門にはいない、だから、こっそり教
室に入ってしまえば問題ないのさ、楽勝だよ」
と豪語していたので「なるほど・・・いやいや
それは、たまたま運がよかったからんだろう」
と一瞬納得したが、めずらしく、クールに返し
たなカワシューでした。