少年カワシュー

少年カワシュー・Vol33高校篇 ~放課後めし~

男子高生の”昼めし”事情について、書かせて頂きましたが、”放課後めし”についても回想してみます。男子高生は、いつも腹を減らしていました。サバンナのハイエナみたいに、よだれを垂らしながら、いつも、何かないかな?と飢えていました。学校が終わって...
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少年カワシュー・Vol32高校篇 ~早弁小僧~

男子の一部は、2時限目が終わる10時半頃には、ごく自然に、持参の弁当を食べ始めます。なかには待ちきれず、授業終盤にもかかわらず教科書を盾にして、弁当箱を隠しながら食べ始める豪傑もいました。そんなに早く食べてしまって、肝心の昼休みはどうするん...
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少年カワシュー・Vol31高校篇 ~時々勉強~

話が前後になりますが、カワシューは高校入学と同じタイミングで、八千代市から千葉市に引越ししました。場所は東京湾に面した埋め立て地のニュータウンで、40代後半の両親はこの地で、人生の後半を過ごすことにしたのだろうと思います。さて、受験を何とか...
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少年カワシュー・Vol30高校篇 ~ラジオ体操始まるよ~

カワシューが通うことになった高校は、創立当初は女子高だったようです。また、ネットで検索すると、俳優の故・緒形拳が在籍したことがあるとか、小島瑠璃子や桐谷美玲が卒業したと掲載されていました。もっとも、カワシューが卒業したと言う記録は、残念なが...
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少年カワシュー・Vol29高校篇 ~大丈夫か?~

1976年(昭和51年)4月。カワシューは晴れて、千葉東高校に通うことになりました。場所は当時、国鉄・西千葉駅、千葉駅の1つ手前の駅でした。西千葉は千葉大学を中心に、カワシューが通うことになった千葉東高校、千葉商業高校、千葉経済済高校、と1...
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少年カワシュー・Vol28八千代篇 ~受験生カワシュー~

中学3年になってからの、慣れない環境でしたが、あっという間に駆け抜けて、いよいよ受験本番を迎えました。本命は公立高校でしたが、私立高校も実力以上の高校に挑戦するという作戦をとりました。公立高校は、今でこそあまり聞かれないのですが、”学校群”...
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少年カワシュー・Vol27八千代篇 ~裏番の存在~

そして、真潮君も一目置く、隣のクラスの、もう一人のキーパーソン、それは、菅生(すごう)君でした。転校当初、てっきり”極悪同盟”の一員と思っていましたが、彼らとうまくやりながらも、クラスの統制を効かす存在・・・”潜入捜査員”?いや、そんな込み...
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少年カワシュー・Vol26/八千代篇 ~正義のマーシー~

”極悪同盟”を擁する隣のクラスには、筋骨隆々の小林先生が、睨みを効かしていることがわかりましたが、それだけではありませんでした。その結果、ふたりのキーパーソンがいることが判明しました。一人は、「マーシー」と呼ばれている、学級委員の”真潮君”...
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少年カワシュー・Vol25/八千代篇 ~真夜中の・・~

それは、ある晩の”丑三つ時”、カンカンと、響くヒールの甲高い、景気良い、足音。「もういいっ」と、泣きしゃくりながらながらの女性の声。受験生カワシューは、右の耳で、確かに聞きました。「なんだよ、この非常時(受験を控えて)に、うっせーな」と、角...
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少年カワシュー・Vol24/八千代篇 ~好きさ、京成~

受験生カワシューは、週3で塾通いをしていました。学校の授業が終わると、家で腹ごしらえをして、夕方からの講義に向かいました。目的地は、八千代台から7駅先の京成八幡(最寄りのJRは本八幡)で所要時間は25分程度でした。さすがに、学校の様に、人間...