少年カワシュー・vol.8/大分篇 ~チョコっとネ~

少年カワシュー

大分時代の少年カワシューの憧れの存在と言えば、天地
真理と、「好き好き魔女先生」のヒロイン「月ひかる先
生」を演じた菊容子(故人)で、偶像を追いかけるとい
う典型的な少年でした。
ところが、大分時代からほんのチョコっと、少年カワシ
ューの人生になかで唯一、最初で最期の「モテ期」とな
ります。「期」とは言わないのかもしれませんが。
その名はK子さん。友達と虫取りに行っている雑木林ま
で来てくれて、渡したいものがあるからと、言われたの
ですが「いま、遊んでるから、家に届けといて」と、素
気ない対応をとってしまい、家に帰ったら、オフクロが
「クラスの子がきて荷物を置いて行ったよ」と、開けて
みたら、お父さんの靴の箱にぎっしりとチョコレートの
詰め合わせ。森永「ハイクラウン」「エールチョコレー
ト」「マーブルチョコレート」不二家「ペンシルチョコ
レート」グリコ「ペロティ」」チロルチョコ等、結構な
ボリュームでした。その日は2月14日、バレンタインデ
ーだったのです。
オフクロは「こんなにもらって、お返ししなきゃ。お小
遣いで買ってくれたんだよ、いゃ~申し訳ないわよね。
(和菓子屋の)名月堂で、最中買ってくるから、明日、
渡しな」と息子が息子なら、オフクロもか、、、と言
う感じでした。
K子さん、あの時はすみませんでした。お元気でいらっ
しゃいますか?

アイキャッチ画像は1977年(昭和52年)高校1年の夏休
みに、大分に遊びに行った際、6年1組のクラスメイトが
集まってくれた時の様子です。顔見せの承諾を得るのが
難しく「ぼやかし写真」となりました。カワシューは
向かって後列の左端