少年カワシュー

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少年カワシュー・vol.10/札幌篇 ~アケミ先生~

札幌でも転校慣れしているカワシューは、「スキーの授業のストレス」以外は、楽しく過ごすことができました。運動神経はどちらかと言うと、”中の中”くらいの感じなので、グランドにある斜面をスルスルと滑る同級生をみては羨望やら、ふがいなさやらで、へこ...
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少年カワシュー・vol.9/札幌篇 ~届かぬ家財~

中学生になるタイミングで、九州・大分から北海道は札幌へ壮大なスケールで引越しすることになりました。少年カワシュー的には、何ということはありませんでしたが、高校1年生の姉は、編入試験などがあり、難儀な時期だったと思います。場所は札幌市です。家...
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少年カワシュー・vol.8/大分篇 ~チョコっとネ~

大分時代の少年カワシューの憧れの存在と言えば、天地真理と、「好き好き魔女先生」のヒロイン「月ひかる先生」を演じた菊容子(故人)で、偶像を追いかけるという典型的な少年でした。ところが、大分時代からほんのチョコっと、少年カワシューの人生になかで...
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少年カワシュー・vol.7/大分篇 ~毛糸の帽子~

小学校5年生のカワシューは、担任の先生と、またも母親を心配をさせてしまったことがありました。今でも「帽子」が好きなのですが、その「帽子」好きに問題があったのです。お気に入りは毛糸でできた、つばがあるタイプに毛糸のボンボンがついたものでした。...
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少年カワシュー・vol.6/大分篇 ~ポジティブ転校生~

大分の家は、市内と言いながら市街地から少し外れた、田んぼが広がるのどかな場所に建つ平屋建の家でした。田園地帯ゆえに、季節によってはカエルの大合唱が始まり当初は困惑しましたがそのうち慣れて、心地よさすら感じたのを覚えています。5年生になった少...
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少年カワシュー・vol.5/福岡篇 ~伊藤君のこと~

■アイキャッチ画像は2017年、福岡空港にて48年ぶりの再会の一コマ。僕にとって伊藤くんといえば一言でいうとプレゼン力が高い少年というイメージです。話しぶりや顔の表情が話の内容にリンクして、みんな魅力的な彼の話しぶりに引き込まれていました。...
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少年カワシュー・vol.4/福岡篇 ~相棒との日々~

父の勤務の都合で、富山から福岡に引越ししました。小学校1年の2学期、夏休み明けから福岡での生活が始まりました。少年カワシューは、持ち前のキャラですぐに、新しい環境になじむことができました。近所には、通学を共にする友達もできましたが、転校生と...
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少年カワシュー・vol.3/富山篇 ~blackカワシュー~

少年カワシューは1学期の終わり、夏休みに入ろうとする前に「富山新聞」にデカデカと掲載されました。自分の通知表と照合するため、クラスメイトの通知表を見に行っています。何やってんでしょうね・・・。当時は、コピーなどない時代でしたから、おじいちゃ...
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少年カワシュー・vol.2/富山篇 ~懺悔~

「爆弾発言」の少年カワシューは、手前味噌ですが、「いじられ上手」でもありました。母親に連れられ、近所の商店街に買い物に行くと、総菜屋のおばちゃんは少年カワシューには非常に好意的で顔を出すと必ず「あんた、いつもプクプク(=白ムチの意味)で可愛...
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少年カワシュー・vol.1/富山篇 ~爆弾発言~

少年時代のカワシューは、”下の子”だからなのでしょうか?四歳年上の姉や、大人に対しては、受けることをやってやろうと、いつも虎視眈々とチャンスをうかがっているような少年だったかもしれません。その延長線上かどうかわかりませんが、受ければいじられ...