少年カワシュー・vol.14/札幌篇 ~”ジャンボ” 前編~

少年カワシュー

中学2年になってクラス替えがあり、担任が朱美先生に
かわり、10年目くらいの豊田先生に変わりました。口
ひげをはやす、どこか胡散臭すら感じる数学の青年先生
でした。
そんなクラスでカワシューが当事者となる騒ぎがありま
した。当時、クラスでは帰りの掃除は6人で1班の当番
制となっていました。僕はそのうちの1班の”班長”で、
責任をもって掃除を完了させる役割を担っていました。
ある日、掃除当番であるにもかかわらず、6人のうち3人
が帰宅してしまい、残った3人で、渋々、掃除をしてい
る中、豊田先生からも”ジャンボ”と名づけられた(現在
では大・大問題のネーミング)クラスでも利発的で大柄
でふくよか以上の番長格の女子から、
「なんして、3人も帰ってしまったのさ?班長
(あなた)が、しっかりしていないから、帰られるんだ
べさ」と言われ、詰めよられました。
それに対して、3人でやるから、うるさいこと言うな、
と返したところ、追い打ちをかけるように、
「スキーも上達しないから(=リーダーシップがないか
ら)人がついて来ないんだ、ガリガリの青病痰!」と、
本筋からそれ、一番痛いところをつかれので、スィッチ
が入ってしまい、売り言葉に買い言葉で、
「お前なんか、羊ヶ丘で食われちまえ!」と暴言。

この続きは、「後編」で。