記憶が曖昧な部分も多いので、このシリーズは、思い出
しては、少しずつサラリーマン・カワシューを綴ってい
きたいと思います。
カワシューが勤めるゼネコンは、月島の土地取得を半ば
で撤収することになりました。
詳しいことはわかりませんが、おそらく資金の面で厳し
い状態になったのでは、と推測します。
約1年半、月島の地上げ屋では、いいも、悪いも、いろ
いろなことを経験しました。もちろん”学び”という
収穫もあったと思います。
そんなわけで、1986年(昭和61年)Y課長とカワ
シューは、またまたコンビで本社の不動産部門に戻るこ
とになりました。
浚渫工事から陸上建設に舵を切り、土地取得からビル建
設、テナントや建物のの管理・メンテナンスをワンスト
ップで推進しようと言うスローガンのもと、組織も部よ
りも上位の本部格とするなど、整備され組織変更となっ
たのです。
新たな組織では、銀行から呼ばれてきたK氏とF氏が、
それぞれ本部長と管理職部長になり、既存のY課長率
いる部署と、もうひとつの部署が統合され、K本部長と
F部長の配下となりました。
我らのY課長が新組織の頭(かしら)となるものだと思
い込んでいましたが、残念ながら現実はそうではありま
せんでした。
そんななか、本来は、悪口やグチのひとつも言いたいと
ころだったと思うのですが、飲みの席でも、Y課長は
我慢しているようにみえました。
もっとも、陰でゴチャゴチャ言わず、直接、相手に自分
の思いをぶつけることが多かったY課長、時として衝突
もありましたが、直球勝負の姿に、自分にはないものを
持っているので、カワシューは尊敬していました。
しかし、ある日の、定時過ぎのこと。
「川原くん、ボクは先に帰るからね、あと、頼んだよ」
とY課長のセリフとは思えないひとこと。
直後に
「なぁ~んてな、ワシゃ~、いぬる(帰る)ぞ~、
川原、あと頼むで、これから一勝負(麻雀)やけ~」
と言い直すと思ったのですが、先の言葉を残して職場を
あとにしてしまいました。
てっきり、ウケを狙ったジョーク交じりの声掛けだと思
ったのですが、明らかにおかしい。
おかしいんですが、ある意味、
「こげんこっちゃ、負けねえ、今に見とれ!」という
闘志の裏返しと見ました。うまく説明できませんが
そうゆう人なんです。Y課長。
一瞬、戸惑いましたが、よくよく考えると、トリッキー
な話でもなく、入社以来家族よりも多くの時間をともに
しているカワシューならば、すぐわかる、わかりやすい
Y課長のキャラクターがわかる一コマでした。
そんななか、ある晩の飲みの席での一コマ・・・
■次回「後編」をお楽しみに。
■関連投稿もよかったら見てください
Yes!カワシュー・Vol3 ~鉄砲玉上司Y課長~ | カワシューのぶらぶら節
Yes!カワシュー・Vol4 ~燃ゆる昭和の任侠上司~ | カワシューのぶらぶら節
Yes!カワシュー・Vol6 ~熱血!新宿アーバンカウボーイ~ | カワシューのぶらぶら節

