今日を生きよう! ~種族の繁栄考~

Yes!カワシュー

あるトマト農家さんが、こんなことを言っていました
「ある程度の成長が見られたトマトの苗木は、先端の
成長点たる部分を切ってしまう。トマトからすれば、
これからも伸びようとして子孫繁栄を考えていたのに、
こんなことされて、何してくれるんだとばかりに
”危機感”を覚える。
トマトは、「ヤバい」と感じ、子孫の証であるより多く
の”トマトの実”を増やすので、収穫も見込めるのです」
と言っていました。
この手法は、いわゆる、ショック療法的な考え方なので
しょう。

ところで、トマトの話と関係あるかはわかりませんが、
カワシューがサラリーマンだった頃、たまたま、仕事で
接点のあった人と飲みにいきました。
この方、社内の訪問先の人たちと対峙する場面も多々あ
り、さぞ、ストレスが多い仕事だろうなと思っていまし
た。
もちろん、かなり打ち解けた時期でもあり、男同士で、
居酒屋で酒を酌み交わし、いい気分になった時の話です
けれど。

「仕事柄いろいろな人と出会いますが、時には、やり合
うこともあり、突如として行き詰まり感を覚えることが
あり、自分はこれで終わってしまうのではないか?と言
う危機感を募らせることがありました。」

その時点で、「他人とやりあう→行き詰まり→自分は終わ
る」にジャンプするのか、その連鎖に唐突感も覚えました
が、熱い告白は続きます。

「そのなかで、今の自分ができることはなんだろう?
と、自分に問いかけました。その答えは、子孫を残さな
きゃいけない!という思いでした。
1人目、2人目とは年子です。思えば2人目の時はそん
な思いがあったのかもしれない。
そして、その2年後、3人目の時は更にその思いが募り
・・・」

と、真剣な話ではあったのですが、アルコールも手伝い
熱量が高めの告白であったため、このテンションを家庭
に持ち込まなければいいなと思ったので、彼との時間が
緩衝材の役割となることを願って、更に、ラーメンを食
べて、笑顔で別れました。

話は変わりますが、セミは長い間土の中にもぐっていて
千載一遇の繁殖のチャンスを狙って、地上にあがる。
地上での短い命の全勢力を、伴侶を求め、子孫を残すた
めに集中し、懸命にシャウト!
また、人や動物の血を吸うのはメスだけと言う「蚊」
は、産卵のパワーとなる、たんぱく質をを得るために、
動物の血を吸うと言われてます。生まれた時から1ヶ月
程の限られた、命のカウントダウンが始まります。

そんなことを考えると、なるほど。トマトやセミ、蚊、
そして、我々人は、生きる世界の違いはあれど、生きる
目的はみな同じ。今日一日を懸命に生きているんだと、
感じました。