ギョウザの日 ~新・ギョウザ番長~

Yes!カワシュー

「ギョウザの日」。
家族4人で暮らしていたころは、週末に不定期ながら開
催されていました。

白菜やニラを細かく刻んだものに、豚のひき肉を投入、
粘りが出るまで、手でこね合わせます。
味は、塩コショウ、醤油、鶏がらスープの素、隠し味に
味噌を入れ、ショウガ汁をひと搾り、ニンニクは入れま
せん。そして、最後はごま油で香りをつけます。なので、
仕込みには時間を要します。
そして、ギョウザを包む、次の工程は1つのイベントとな
ります。

娘たちが幼い頃は、
長女は、何とか自分のスタイルを習得しようとしていた
ようですが、3歳年下の、幼い二女はと言うと、遊べる
”粘土細工の日”と言う認識で、ちぎって、丸めたりして、
遊んでいました。
まぁ、それは、それで、知育の一環で将来は、このギョ
ウザの日を担ってくれると、密かに思っていました。

時は流れ、
かれこれ、20数年前、部活で腹を減らした、娘たちが
靴を脱ぎ散らかして、ドタバタと入ってきて、ひとこと。
「やった!今日、餃子だね」と声を弾ませます。
玄関まで、ニラとごま油の香りが漂っているから、その
ようなリアクションを見せていたのを思い出しました。
中学生や高校生となった娘たちは、早くギョウザを食べ
たいので無心に、包みますが
「今日ね・・・〇〇くん、また遅刻」とか「数学の〇〇
(先生)チョー、むかつく」などとカミさんにボソボソ
と今日一日を、問わず語りに話し始めます。
中高生といえば、微妙な年頃。ギョウザを包む時間は、
圏外の父はともかく、それは母とのコミュニケーション
のひとときだったんだな、と思いました。

そして、現在。
ある日、二女一家4人が、夕飯時に来ることになったの
で、今夜はギョウザにしようと言うことになり、餡まで
作りあげ、あとは包むだけの準備していたら、
二女が旦那と孫娘にパンパンと手をたたき、
「ハイ、ハイ、包むよ!みんな手、洗って!」
と、大号令で、包み開始。手慣れず、いびつな包み方を
している旦那には目もくれず、昔の自分みたいに、包む
んだか、遊ぶんだかの3歳の娘には熱血指導。

一方、包もうとしているジイジ・カワシューには、
「お父さんは(包みはいいから)〇〇(下の子)と遊ん
でてよ」と戦力外通告。
並べた皮に適量の餡をスプーンで置いていくカミさんに
は「お母さん次の皮、用意して」とテキパキ、シャキシ
ャキと、仕切ります。

娘たちが幼い頃は、同じようにテキパキ、シャキシャキ
とカミさんが仕切っていたけど、ほう、ほう、代替わり
「新・ギョウザ番長」の誕生と、微笑んでしまいました。

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