カワシューの昭和歌謡考 ~真夏の出来事~

カワシューのひとりごと

スピリチャルな黄(金)色がイメージカラーだった、美輪
明宏(故人)さんを踏襲するかのような存在が、平山みき
さんです。
1971年(昭和46年)のセカンドシングル「真夏の出
来事」はオリコン5位と大ヒットとなりました。
真夏の出来事 平山三紀

鼻にかかった、気だるさを感じる歌声は小4の少年カワシ
ューも強烈なインパクトを感じたのを覚えています。
作詞は橋本淳氏、作曲は筒美京平氏、おふたりとも故人で
すが、当時売れっ子だった、それこそゴールデン(金)
コンビの作品で、日本レコード大賞の作曲賞を受賞してい
ます。

(以下、歌詞)—
彼の車に乗って
真夏の夜を 走り続けた
彼の車に乗って
さいはての町 わたしは着いた

悲しい出来事が 起こらないように
祈りの気持をこめて 見つめあう二人を△

朝の冷たい海は 恋の終わりを知っていた

彼の両手をとって
やさしい言葉 さがし続けた
彼の両手をとって
冷たいほほに 口づけうけた
※~△

〈中略〉

朝の冷たい海は 鏡のようにうつしていた
朝の冷たい海は 恋の終わりを知っていた

I love you so much daring,but
We`re part now! Good-bye!

①イントロ
ジャンジャン♬ ジャジャラッチャ♪
ジャンジャン♬ ジャジャラッチャ♪・・・
(コーラス)ラ~ラ、ラ、ラ、ラ~、ラランラ~は、
同時期にヒットしたシーサイド系の「ブルーライトヨコハ
マ」とは違う、洋楽っぽい「また逢う日まで」とも違う、
スタイリッシュな「昭和のアーバン歌謡」です。

②さいはての町
演歌だと、北国のさびしい町なんでしょうが、真夏の出来
事の「さいはての町は」三浦半島の”油壺”をイメージして
作詞したと、橋本氏は言っています。

③悲しい出来事
キーワードの”悲しい出来事”。
今度こそは、このまま恋が続けばよいと祈っているのです
が、別れの「潮時」も知っているふたり。
そんな、ふたりは、真夏の夜を走り続け、たどりついた、
朝の冷たい海を前に、答えをだした。

う~ん、夏の日の恋ですからねぇ、波打ち際の砂に書いた
相合傘が、波に消されてゆくように、夏とともに去ってい
ったのでしょう。そんな経験とは無縁のカワシューが言う
のも何なんですが。

平山みきさんは御年76歳、都会的な雰囲気を持ち、令和
になっても、色あせないこの曲が好きで、車の中でよく聞き、
「くぁれ(彼)の~♪車に乗ってぇ~♪」と口ずさんでしま
います。