カワシューの家電考 ~カラーテレビの愛称を考える~

カワシューのひとりごと

カラーテレビ商品名についても振返ってみます。
1953年にテレビ放送が始まり、白黒テレビ
も発売されましした。その後、1960年には
カラー放送が始まると、各メーカーがこぞって、
テレビを発売します。以下は、当時のテレビの
商品名です。

日本(三洋電機)
武蔵(ナショナル)
金剛(ゼネラル)
幸(シャープ)
富士(富士電機)
嵯峨(ナショナル)
画王(パナソニック)
高雄(三菱)
薔薇(サンヨー)
帝王(サンヨー)

とまぁ、漢字2文字の硬い感じの名前が多いと
感じますが、京都の「嵯峨」「高雄」と言う商品
名は、日本の美しい風景を思い浮かべることが
でき、それをこのテレビで再現できますよ、と
いう思いが込められていると思います。
この思いは、高度経済成長の中、日本のモノづ
くりが、世界を牽引するようなレベルになって
きたことを、アピールしていると言えます。

時は流れ、1990年にはハイビジョンテレビ
の登場。2003年 地上波デジタル放送開始
ブラウン管から 液晶テレビの時代へ。更に
2014年高画質の4K・8K時代へ遷移し
現在に至ります。
画質がのクオリティが高まると、困る人たちも
いるとのこと。ベテランの女優さん、キャスタ
ーさんは、顔のアップが厳しい、高画質も考え
物だわよ、との話を聞いたことがあります。
ならば、最新技術で、何とかしましょう。
これも、将来の進化が楽しみです。