家族の歴史を考える ~お墓の引越~

家族の歴史
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お墓の引越
私がふるさとや、郷土愛についてぼんやりと思いを抱く
中、その思いを強くさせた出来事が「お墓の引越し」で
す。
2008年(平成20年)年に父がこの世を去った後、
父の故郷である富山県砺波市にある先祖の墓を私が住む
千葉に引越することにしました。理由は2点。一つは老
朽化した墓の管理がままならなくなったこと。もう一つ
は、遠方にあり墓参りともなると、費用がかかり疎遠に
なりがちゆえに、身近な場所に墓を置き、先祖を敬う気
持ちを娘たちとそれ以降の次世代にも知ってもらうこと
が必要だと考えたからです。

「お墓の引越し」は、父を含む墓に眠っている先祖たち
十数名の確認、親戚への説明、供養、墓の取り壊し、
運搬、新しい墓への納骨および供養と、時間はかかりま
したが子孫の一人である私の住む千葉へ2011年
(平成23年)の秋に無事に引っ越すことができ、名実
共に千葉が私の故郷になりました。
そして、時は流れ「お墓の引越し」から、10年ちょっ
と。千葉で生まれ育った娘たちもお嫁に行きました。
今後は、第二幕として千葉のお墓で眠る十数名の人々を
含め、自身のルーツについて知りたいので、家系図を作
ることにしました。