映画のあるあるシーン ~帰らぬ人~

カワシューのひとりごと

映画のワンシーンでのあるあるです。
追手がせまるなか、逃げ惑う男と女。ようやく
逃げ込んだ先は、薄暗い部屋。ドアを慎重に閉
めた後、
男「(敵の)様子を見てくるから、君は、ここ
で待っていてくれ。すぐに戻って来るから」
女「いやよ、私も一緒に行くわ」
男「いや、俺を信じて、ここで待つんだ」
と、念を押します。

しかし、ここで、突っ込み。せっかく逃げてき
たのに、なぜ、再び、様子など見に行くのか?
相手に見つけてください。と言わんばかりの”
軽率な行動”と言えます。
そして、男が言ったセリフ。
「すぐに戻って来るから」のひとこと。
このひとことで、この後の展開が読めてしまい
ます。
だいたいですが、この後どうなったかと言うと
隠れていた女が、運悪く、敵に見つかり、人質
になったしまう。それを知った男が女の奪還に
向け、懸命に敵と対峙。フィナーレに向けて盛
り上がりのバトルシーンを演出する。

もちろん、男が車を見つけるなど、脱出の手立
てにつながる芳作を土産に帰ってきて、無事に
ふたりとも助かるパターンもあるかと思います
が、それは稀です。だいたい、ストーリーとし
て面白くない。
なので、「すぐに戻って来るから」のひとこと
は、次の場面に向けての伏線であると言え、
そのひとことは、シュワちゃんを除き
「もう、戻ることはない」と置き換えることが
できます。

同じようなフレーズで
「先に行け!後で必ず合流する!」と言い残し
たあと、合流できたためしがない。
というパターンもあります。