11代目”くいしん坊”松岡修造の後釜で12代目を狙って
いましたが、「くいしん坊!万才」は50年の歴史に幕を
閉じました。
でも、一度やってみたかったなぁ、”くいしん坊”。
漁港で、地元の漁師さ んやお母さんに作ってもらった
郷土料理を前に、カニの足を出汁にくぐらせ
「もういですか?では、さっそく、いただきます」
天を仰ぎ、大きく口を開け、ゆっくり、ゆっくり、カニの
身を口に入れ、頬張った後、ハフハフして、目をつぶり、
顔をイヤイヤと、横に2度3度、振って、
「う~ん・・・言葉が出ないんですけど、口のなかいっぱ
いに、磯のかおりが広がりますね。これ、海、そのもので
す」という定型文。
また、別の一品に箸をつけ
「これは何と言うお料理ですか?(知っているのに)」
「これは、”なめぞう”ちーてな、ここらで獲れた、鯵の身
に味噌とネギを混ぜてたたいた、漁師料理だがや」
「ほ~、初めていただきました(ウソつけ!)」
「地元では、めずらいものでねぇげどね」
「いやいや、これ、ごはんが進みますね、お母さん、
ごはんのおかわりもらって、いいですか?(おいおい食べ
られるだけにしておけよ、残したら申し訳ないだろ!)」
と、まぁ、マンネリにも程があるよ的な内容なのですが
このマンネリこそ、長寿の秘訣なんですね。
ところが、困った回もありました。 5代目くいしん坊の
(故)川津祐介さんが、ある米どころにある、銘水の里に
行って、その銘水をかけただけのご飯を食べて目を閉じ
「う~ん、この、なんとも言えない、透明感、味わい、
この世に生まれてよかった、これぞ幸せの境地です」 と、
意味不明なコメントのあと、更に
「なんといいますか、悠久の自然の恵みが五感にしみわた
りますね」的なことを付け加えたもんで
いやいや、これは、これを料理として番組で取り上げる方
が一番いけないので、川津さんも、コメントしようがな
くて災難でしたね、という放送事故の回がありました。
まぁ、ともあれ、 渡辺文雄に始まり、竜崎勝(高嶋彩の
お父様)、友竹正則、 宍戸錠、川津祐介、梅宮辰夫、村
野武範、辰巳琢郎、山下 真司、宍戸開、そして11代目
の松岡修造と(敬称略)と、
よくぞ50年も続いたもんです。
お疲れ様でした。

