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月島不動産に出入りするユウジさん。濃紺に白っぽいスト
ライプがある、仕立てのいいスーツを着こなしていて、
歌手の中条きよしによく似ていました。
手首には金のブレスレットをしていたので、歌舞伎町みた
いな場所では、比較的に街に溶け込んでいたのでしょうが
丸の内あたりだと、少し浮いている印象でした。
ユウジさん。タバコはLARKのロング、そのロングに
フィルターをつけて吸うので、吹き矢のように見えました
が、そんな、フィルターをつけるくらいなら、禁煙しなよ
といいたい気分でした。
ユウジさんが来ると、テルヨさんが浮足立って、ソワソワ
して、集計していた領収書の束なんか、ほっぽりだして、
ユサユサと、小走りで駆け寄り笑顔で出迎えます。
(ユーさん、久しぶりじゃない?どこほっつき歩いてた
のよ?イイ人と温泉旅行かなんか行ってたんじゃない?)
と言わんばかりの表情で、エプロンの端っこを両手でイジ
イジ。
ユウジさんは、シュークリームやまんじゅうなどの手土産
を持って、「これ、おいしそうだったから買ってきたよ」
と、テルヨさんに手渡し。
テルヨさんとの位置は、斜め前なので、ユウジさんの目線
は”流し目”。この時点で、テルヨさんは、その目線に完全
にロックオン状態。
また、カワシューに対しても「チャリで九段(登記所)に
行ってくれてるんだって?ご苦労さんね、道中、気をつけ
てね」と、これまたフレンドリー。
そんな言葉が、サラッと言える、大人の色気漂うユウジ
さんを、テルヨさん同様、好きになってしまいました。
男女を問わず、”恋泥棒”のユウジさん。恐るべし。
しかし、ユウジさんが月島不動産に来るときは、土地の取
得が難航している時のようで、社長もユウジさんも眉間に
しわ寄せて険しい表情でヒソヒソ話。ユウジさん、右手の
人差し指をたてて、
「だってさ・・・」と社長の顔の近くで見せると、社長は
「やっぱ、1本か!?、しょうがねぇで、げしょ」
と、東北訛りで、ぼそぼそ。
その時は、なんのこっちゃ?と思いましたが、場の空気か
ら読み取られた、指1本は
「(土地の買収には)1億円必要」という意味だったよう
です。
大卒初任給が14万円の時代、カワシューにとっては、
別の世界の話にしか聞こえませんでした。


