カワシューのひとりごと Vol 43 ~ 獅子てんや 瀬戸わんや~

カワシューのひとりごと

子どもの頃、ドリフやコント55号の全盛期だったので
すが、獅子てんや 瀬戸わんやは別格で好きな漫才師の
1組で、白黒のテレビを見て笑い転げていました。

大柄のてんやが、小柄で額の禿げ上がったわんやをいびり
わんやが「か~っ!」とムキになって怒るスタイルの東京
漫才(って言う言葉があるのか?)で人気を博しました。
ギフトショップのテレビCMも記憶に残っています。

また「ぴよこちゃん」という謎の歌も歌っていました。

この歌は、時を越えて”あのねのね”が歌った「赤とんぼの
唄」に強い影響を与えていました。
どっちも古いんですが、カワシューと同年代か、パイセン
の方々なら、思い出していただけるでしょう。

漫才の一部をご紹介しましょう。
「いゃ~年が明けましたね」
「いやいや、今年もよろしくお願いします」
「こちらこそだよ、ほんとね」
「ところで、年賀状着いた?羊の絵が描いてある」
「・・・あれ、羊なの?豚がとっくりセーター着ている
みたいな変な絵だね」
「なに、言ってんだよ、今年はひつじ年だから、羊にきま
ってんだよ!」
「もっとも、羊は頭に毛が生えてるけどね」
「(か~っ!)おい!それが余計だって言うんだよ!」
「そんなこと言うんなら、君から来た年賀状、ありゃ、
どう見ても”馬”だよ」
「そうだよ、馬だよ」
「いや、今年は羊だろ、間違えてもらっちゃ困るよ!」
「うま年の去年の年賀状が余ったから使ったんだよ、暑中
見舞いに、馬の絵が入っている年賀状を使えるわけない
だろ」
「おい!それ失礼だろ!いくらなんでも、親しき中にも礼
儀ありだろ!」
「いや、他の人にうま年の年賀状送る方がもっと失礼だろ」
「じゃ、なにかい?僕には失礼にならないのか?」
「なぁ~に言ってんだよ、27年間、肉体関係もなくコン
ビを組んでここまできてるんだよ、君に失礼なことする
わけないだろ」
「(か~っ!)あたりまえだ!」
「あれは、シャレだよ、僕からの”初笑い”のプレゼントに
決ってるだろ!(相方の禿げ頭を撫ぜながら)」
「そうかい?なんか、おかしいな」
「ユーモアの気持ちを、大切な君に伝えたかったんだ」
まだ、相方の禿げ頭を撫ぜ
「なんか、おかしい、きつねにつままれたようだ」
それでも、相方の禿げ頭を撫ぜ続ける
「(か~っ!)おい!(撫ぜている手を振り払う)」
「しつこいね、君は」
「ふざけんな!しつこいのは君の方だ!」
「もう、いいよ!」
と強引に終わらせる。
もはや、伝統芸と言ってもいい職人技の
獅子てんや 瀬戸わんやの漫才が好きでした。