人の名前(っぽい)が商品名となっているモノも
あります。
■「どん兵衛」(日清食品)
「どん兵衛」の「どん」は「うどん」の略と、容
器が「丼」型であることから名付けられ、加えて
古来の日本人名らしい「兵衛」からネーミングさ
れているそうです。
■「ゆかり」ほか(三島食品)
ちょっと前は「ゆかり」しかなかったのに、最近
急に仲間が増えた「ふりかけ」
「ゆかり」「かおり」「うめこ」「あかり」
「ひろし」青菜味、先輩(元上司)や親族(娘の旦
那)にもいます。
「しげき」ワサビ味。親族(義弟)にいます.
最近ではスピンアウトとして「ひろし」と「うめこ」
が結婚して、「ひろこ」と言う商品もでています。
■「すし太郎」(永谷園)
「ち~らし~♬寿司なぁ~あなら~♪このぉ~
すしたろほぉ~、あったかごはんに、まぜるだけ~」
■表計算ソフト「一太郎」(ジャストシステム)
■ウヰスキー「ジャック ダニエル」
と言う有名どころもあります。
一方、路線は一緒ですが、ちょっと違う。
「お父さん、がんばって」(桃屋)は、お父さ
んの体を気遣って、塩分を少なめにした海苔の
佃煮。従来商品「ごはんですよ」のシリーズと
して「塩分控えめ」あるいは「塩分30%オフ」
と記載すればいいのに、あえて塩分控えめが必要
な、お父さんに、商品名の思いを託すのが、
憎い!憎すぎる!
「お爺ちゃん、がんばらないで!」って商品があ
ったらおもろ。何の商品??紙おむつ?
また、少し前ですが、コンビニのファミリーマー
トで、レトルトの総菜を中心とした
「お母さん食堂」というプライベートブランドを
立ち上げましたが、お母さん=総菜って言うのは
ここ最近の流れで「ジェンダーバイアス」にとら
われた表現と言う批判があり、フェードアウトし
てしまいました。
しかし、「お母さん」とか「おふくろ」と言う言葉
がつく商品は、あってもいいんじゃないかと思いま
す。「ジェンダーバイアス」とはならないと思いま
す。「信州みそおふくろの味」。買ってみたい!おい
しそう!
あと「オヤジ」もありだと思います。「頑固オヤジ
の手焼きせんべい」。前歯が折れるくらい、硬いせ
んべい。あったら、頑固おやじの顔を思い浮かべ
て、食べてみたい!
そう、男女の差別をはじめ、いろいろな差別をなく
そう、と言う時代ですが、何でもかんでも抵触する
ような物言いはいかがなものかと、思います。大切
なのは、スポットを当てたケースが本当に差別に当
てはまるのか?また、差別と言われたことで、誰か
が悲しむことがないのか?だとすると、それは本末
転倒。
何事も、メリハリを持って、考えるべきですね。