カワシューのひとりごと Vol 39 ~マカロニサラダを作っただけなのに ~

カワシューのひとりごと

娘たちが、お嫁にいってしまって、はや数年、夫婦ふたり
の、夕餉のひととき
妻「マカロニサラダ、いいよ」
カ「そう、よかった」
妻「前はさ、わかったふりして、いろんなもん(ハーブと
かスパイスとか)入れるから、わけわかんない味に
しちゃっている時があった」

思い返せば、まだ若い頃、渾身の作とばかりに作った、
ハンバーグを酷評されたことがあり
「そんなにゴチャゴチャ言うんなら、食べなくていいよ」
と、食事の時間を台無しにしたことがあり、娘たちにも悪
いことをしてしまいました。
今はというと、多少、ムッとしたワードはあったとしても
料理の講評は全部受け入れ、反論するなどのパワーはもう
ありません。

カミさんは、料理は得意な方で基本に忠実がモットーなの
で、たまに気が向いた時に台所に立つ、ポッと出の夫と、
彼の創作とか、我流と言うのが許せないのを知っているの
で、カワシューは、先制パンチとばかりに

カ「これ、クックパットのとおり、大さじ、小さじ、きっ
ちりと計ってやったから、まあまかな、プロの教えは理に
かなっているね」
というのが、キラーワードで、合点がいくようです。
あまり長く話すと、ボロが出るので、話は短く。
妻「いいんじゃない?レシピって、理屈があんだから、
そのとおり、やったんでしょ?成長したよね」
カ「あ、そう」
妻「あんたはさ、褒めて伸びるタイプだから、ようや
く、(結婚39年を経て)あたしの教育の成果が実を結ん
だってことよ、大変だったんだから・・」 と、
調子に乗って、トゲだらけの意味不明の意味深発言

カ「ありがたいネ」 と、僧侶の様な、返しに自分も大人
になったと思いました。
妻「いや、でも、(「いや、でも」ってなんだよ!)ほん
と、これ(マカロニサラダ)美味しいね。」 と、

まるくおさまったのか、おさまってないのか、わけがわ
かんない、師走の夕餉のひと時でした。